不倫の慰謝料請求における弁護士の探し方

文責:所長 弁護士
湯沢 和紘

最終更新日:2025年10月08日

1 不倫の慰謝料請求について弁護士に相談する意味

 「夫(妻)の不倫相手に慰謝料を請求したい」、「不倫相手の夫(妻)から慰謝料を請求されたのでどうしたらいいか知りたい」という場合には、まずは弁護士に相談してみましょう。

 ネットで検索すれば、不倫の慰謝料を請求する方法や、請求された場合の対応方法について多くの情報が出てきますので、その情報をもとにご自身で対応すればよいと思われるかもしれません。

 ですが、ネットで得られる情報はあくまで一般的な情報であり、ご自身のケースではどうなのかという具体的なところまで踏み込んだ情報を得るのは難しいでしょう。

 ご自身のケースに即した対応を知りたいのでしたら、具体的な状況を弁護士に伝えて相談するのが一番です。

 では、相談する弁護士をどのように探したらよいのでしょうか。

 

2 どうやって弁護士を探すか

  相談する弁護士の探し方としては、以下のような方法があります。

⑴ 知り合いに紹介してもらう

 弁護士と付き合いがある知り合いがいる場合は、紹介してもらうことが考えられます。

知り合いからの紹介なので、安心できるというのもありますし、弁護士の人柄などを事前にある程度知ることができるというのもメリットです。

 ただ、弁護士によっては不倫慰謝料問題を取り扱っていないこともありますので、せっかく紹介してもらっても相談できない場合もあります。

⑵ ネットで探す

  紹介を受けるのが難しい場合は、インターネットで検索して、不倫慰謝料問題について取り扱っている弁護士を探すというのが多いのではないかと思われます。

 「不倫慰謝料 弁護士」や「不倫 弁護士 慰謝料請求」といったキーワードで検索すれば、不倫の慰謝料請求について取り扱っている弁護士・法律事務所のサイトがいくつも見つかるはずです。

⑶ 弁護士会に問い合わせてみる

 ネットで探すのが難しいという場合には、お住まいの近くの弁護士会に問い合わせてみるという方法もあります。

 

3 弁護士の選び方のポイント

 相談や依頼をする弁護士を選ぶ際には、以下のような点がポイントになります。

⑴ 不倫慰謝料請求に力を入れているかどうか

 法律問題は多岐にわたっていますので、弁護士にはそれぞれ取り扱っている分野、取り扱っていない分野があるだけでなく、取り扱っていても、力を入れている分野とそうでもない分野があります。

 ですから、不倫慰謝料請求について相談するのであれば、この分野に力を入れている弁護士を選んで相談すべきです。

 法律事務所のサイトでは、力を入れている分野についてコラムを多く載せていたり、解決実績を載せていたりすることがありますので、弁護士を選ぶ際の参考になるでしょう。

⑵ 弁護士費用

 弁護士の費用は事務所ごとに異なります。

 着手金が必要な場合もあれば、成功報酬のみの事務所もありますし、実費や日当の定めも事務所によって違います。

 依頼した場合に発生する費用の見込み、費用の算出方法等をきちんと説明してくれるかどうかは、重要なポイントです。

⑶ 弁護士との相性

 弁護士と相性が合うかどうかも大切なポイントになります。

 仮にどんなに優秀な弁護士だったとしても、相性が合わなければ信頼関係を築くのは困難です。

 法律相談の際の弁護士とのやり取りを通じて、ご自身と相性の合う弁護士を選びましょう。

不倫の慰謝料請求はいつ弁護士に相談すべきか

文責:所長 弁護士
湯沢 和紘

最終更新日:2025年04月15日

1 不倫慰謝料請求の相談は早いほどよいといえます

 結論から申し上げますと、不倫慰謝料請求をお考えの場合も、不倫慰謝料請求をされた場合も、できるだけ早く弁護士に相談をしましょう。

 不倫慰謝料の請求には、早い段階において注意しなければならないことがたくさんあり、対応を間違えると後で取り返しがつかないこともあるためです。

 このことは、不倫慰謝料請求をする側についても、請求をされた側についてもあてはまります。

 以下、それぞれの立場について、弁護士への相談が早い方がよい理由を詳しく説明します。

 

2 不倫慰謝料請求をする側

 配偶者が不倫をしている可能性があり、慰謝料を請求したいとお考えになった時点で弁護士に相談をするのがベストです。

 直接相手(不倫をした配偶者または不倫相手)に連絡を取ってしまった後であると、相手側が証拠を処分するなどの対策をしてしまう可能性があります。

 弁護士に相談をせずに、うかつに証拠集めをしてしまうと、場合によっては違法なことをしてしまい、逆に損害賠償請求の対象となってしまう可能性もあります。

 何かしらの行動をする前に弁護士に相談をすることで、このような事態に陥ることを防ぎつつ、不倫慰謝料請求の準備をスムーズに進められるようになります。

 

3 不倫慰謝料請求をされた側

 不倫をされた側の配偶者から、慰謝料を請求する旨が書かれた配達証明付内容証明郵便等が届いたら、まずは弁護士に相談をしましょう。

 弁護士を介さずに不倫をされた側の配偶者と連絡を取ってしまうと、感情が強く作用し、かえって話がこじれてしまうことがあります。

 弁護士が慰謝料請求の内容を精査したうえで、対策を検討してから不倫をされた側の配偶者に連絡をすることで、不倫慰謝料に焦点を絞って話し合いを進めることができます。

 また、連絡先を弁護士に限定するよう要請することもできます。

 不倫をされた側の配偶者が訴訟を提起し、訴状が届いている場合にも、早急に弁護士に相談して対応をする必要があります。

 対応をしないまま訴訟を放置してしまうと、敗訴判決が確定してしまいます。

 その後、強制執行によって財産を差し押さえられてしまう可能性があります。

 そのため、訴状が届いたらできるだけ早く弁護士に相談し、対応の依頼をしましょう。

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不倫慰謝料の請求について

既婚者と不倫してしまった場合、不倫相手の配偶者から慰謝料を請求されることがあります。
この時、高額な請求金額に驚く方もいらっしゃるかもしれませんが、不倫の慰謝料には相場があり、相場を大きく超えた金額が裁判で認められることは多くありません。
よって、請求相手と交渉して、慰謝料の減額を図ることができるケースがあります。
しかし、不倫慰謝料を請求している相手と交渉することは、容易なことではありません。
一方、配偶者が不倫していた場合、不倫相手などに慰謝料を請求することができます。
ただ、どのように請求すればいいのか、いくらくらい請求することができるのかなどの点についてお悩みになる方もいらっしゃるかと思います。
また、不倫・不貞の慰謝料の話し合いは、感情的になってしまい冷静に話し合うことが難しいケースが少なくありません。
不倫相手と直接やりとりをすることに精神的な苦痛を感じられる方もいらっしゃるかと思います。
慰謝料の金額も、明確な計算方法が決まっているわけではないため、法律の知識がないと、いくらが妥当なのか分からず、双方が納得する金額を導き出すことができないまま話し合いが平行線をたどり、決着がつかないということが考えられます。
話し合いでの解決が難しい場合は、裁判で決着をつけることになりますが、裁判手続きは負担が大きいですし、長引くケースもあります。
なるべく早期に、穏便に解決したいとお考えの方もいらっしゃるかと思いますので、不倫慰謝料のトラブル拡大を防ぐためにも、不倫の慰謝料の請求をお考えの方・慰謝料を請求された方、いずれの場合も、まずは弁護士に相談することをおすすめします。
弁護士に相談することで、不倫の慰謝料に関する適切なアドバイスを受けることができますし、弁護士に依頼をすれば、対応等を任せることができます。
自分自身で交渉しなくて済むため、相手と直接やり取りする負担を軽減できます。
当事者同士での話し合いと異なり、弁護士が間に入ることで冷静に示談交渉を進めることができるため、早期の解決が期待できます。
新宿で不倫慰謝料の問題にお悩みの方は、当法人の弁護士にご相談ください。

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